働き方を変えよう!スモールビジネスで自分の好きなものを広めるには?
前回、原体験を深掘りして貰いましたね。
- 時間を使っているものは何?
- 価値基準は何?
- マイナスの体験は何?
この3つを考えて、
「思い入れ」
を見つけてくださいという話でした。
まだ読んでない方はこちらをどうぞ!

思い入れを見つけたら、具体的にどう動けば良いのかをお話ししていきます。
人は何かを残そうとする

人間って、何かを残そうとするんです。
生物の仕組みとしてそうなってます。だから、何かを残し、広めたいんです。
「広めたい」ってのがポイントでして、あなたの「思い入れ」を考えて貰った理由が、
「広めたいことを見つけてもらう」
ため。
僕・私はOOを広めたい!
これにあなたの「思い入れ」はどういう形で当てはまりそうでしょうか?
・パワハラ対策を広めたい
・もっと△△を楽しめる環境を増やしたい
・美味しい料理の作り方を伝えたい
とか、こういうものが入ってくるわけですね。
「広めたいことをあてはめた。」
さて、次にやらないといけないことはなんでしょうか?ちょっと考えてみてください。
次にやらなきゃいけないことがあります。
ニーズを考える

前回、「ニーズにすり寄っちゃダメですよ」といいましたが、すり寄っちゃダメなんですけど、完全に無視するとお金は稼げず、ビジネスとして成立しない。
あなたの広めたいことを「ちゃんとニーズに当て嵌めることのできる場所・人・サービス」がある。
思い入れ→広めたい何か→ニーズの順番で考える。
例えばですよ、「絵が好きで、書いた絵を広めて、ビジネスにとして食べていきたいなあ」
と考えたとしましょう。
「ストリートアートで年収1000万稼ぎたい」
「バンクシーみたいなストリートアーティストになりたい」
って相当困難ですよね。
絵が好きなら、「画家」ならちょっと可能性はアップするだろうし、「イラストレーター」や「漫画家」って道もあるはずなんです。
つまり、やりたいことを先行で考えてから、ニーズに当てはめていく。
絵が好きなのに、
「今はライターの方が求められているからライター…」
「WEB制作が流行しているからエンジニア…」
とか、「ニーズ先行」でやってしまうのは一番だめ。
でも、多くの人はこれやってます。
なのに、気がついて無い。
これをやってしまうと、やる気も湧かないし、ビジネスとしてもブレるし、発揮できる価値も下がる。
それは社会にとっても損失なんです。
やりたいこと・思い入れからニーズを考える。
ちょっとニーズをずらせば、意外と自分のやりたいことで食っていけるんですよ。
ここまでOKですか?
次にやってみてほしいのは、「抽象化」って作業。
架空のAさん
「綺麗な絵を描くのが好き」
「表現の豊かな小説を書くことが好き」
「雄大な景色の写真を見ることが好き」
人間は意外と、一度に沢山のことを好きにはなれません。
抽象化すれば「どこか」で共通点があるんです。
上の絵を描くこと、小説を書くこと、写真を見ることが好きどう抽象化できそうですか?
上記はあからさまにわかりやすく例えているので、一例として読んでみて欲しいのですが3つを抽象化すると
「綺麗なものが好き」
になりそうですね。
で、「綺麗なもの」が好きなんだとしたら、「人のプロデュース」とかもできるかも知れないし、「清掃関係」もできるかも知れないし、「組織設計」も綺麗にできるかもしれない。
「アクセサリーショップ」とかにも興味が出るかもしれません。
思い入れ・広めたいものの集合

どこかで共通項が見えてきませんか?
で、もう一個覚えておいて欲しいのは、「具体的な行動に拘りすぎると、ソリューションが制限される」んですよ。
例えば、「絵」だけで食っていこうとすると、解決策は「絵」しか見えなくなる。
けれど、ちょっと抽象化すると「プロデュース・清掃・組織設計」みたいな、新しい方向性が見えてきたと思います。
自ら「絵しかない」と制限しすぎると、解決策が狭まり、ニーズに適応しにくくなる。
ビジネスの立ち上げで必要なことは社会へ迎合することじゃなく、「思考の柔軟さ」なんです。
ニーズにすり寄るのではなく、自分の「思い入れ」を柔軟に抽象化し、その後でニーズを探してみる。
社会やニーズにすり寄せるのではなく、自分を抽象化して、発揮できる場所を探す。
そうすれば、かなり「好きなことで、ビジネスにできること」の範囲が広くなります。
まとめ
いかがでしたか?
簡単にまとめると
- 広めたいものは何か?
- ちょっとニーズをずらすことができるか?
- 好きな物の集合を見つけたら抽象化してみること「具体的な行動」に拘りすぎず、柔軟に考えること
になります。
自分の好きなものとビジネスをつなげる場合はこういった設計が最初の勝負になります。
ここがぶれてしまうと、自分の方向性やビジネスとして軸が崩れてしまうので時間をかけてしっかり見定めていきましょう!
それでは!